サラリーマンが貯金をやめた3つの理由

貯金好きが貯金をやめた理由 不労所得

昨年、老後には2000万円は必要といったニュースが話題になりましたね。

そんな世の中なら、無駄遣いせず、コツコツ貯金をして老後にそなえればいいのでは?・・・と思われるかもしれません。

実際に以前は私も貯金は好きで、毎月給料が入るとコツコツ貯金していました。

 

そんな中、この記事では私が貯金をやめた3つの理由について説明したいと思います。

※厳密には完全にやめたわけではなく、ほぼやめたが正しいです。

 

この記事を読まれる方の中には、「貯金をやめるなんてリスクが高いことするなー」と思わる方もいらっしゃるかもしれませんが、そのあたりも踏まえて私が貯金をやめた理由について説明していきます。

サラリーマンが貯金をやめた3つの理由

私が貯金をやめた3つの理由です。

  1. 貯金だけを続けることはリスクが高いから
  2. 生活防衛資金以上の貯金が既に貯まっているから
  3. お金のなる木をつくるため

ここから一つずつ詳細を説明していきますが

一つ目の「貯金だけを続けることはリスクが高いから」という理由に対して

 

「え?」

「貯金だけを続けることはリスクって、どういうこと?」

と思われる方がいるかもしれません。

 

しろくま
しろくま

安心してください。私も数年前なら

「え?」と思っていると思います

 

それではまず貯金をやめた理由の1つ目の「貯金だけを続けることはリスクが高いから」という内容から説明したいと思います。

貯金だけを続けることはリスクが高いから

まず一つ先に言っておきたいのは

「貯金はリスクが高い」

と言っているのではなく、

「貯金だけを続けることはリスクが高い」

と言いたいんです。

 

なぜかというと理由はシンプルです。

「お金の価値は変わるから」

です。

 

30代の方なら、物心ついた頃の自動販売機の缶ジュースの値段を思い出してみてください。

「100円」または「110円」ではありませんでしたか?

私が物心ついた頃は「100円」でした。

それが今では「130円」です。(一部の値段が安い自動販売機は除く)

「100円」→「110円」→「120円」→「130円」とどんどん値段が上がってきましたね。

 

つまり何が言いたいかというと

物価が上昇すると相対的にコツコツ貯金してきたお金の価値が下がる

ということです。

しろくま
しろくま

せっかくコツコツ貯金してきたのに、そのお金の価値が下がるって悲しいですよね

 

もう一つ例を挙げると、

例えば100万円の貯金があるとします。

缶ジュース一本「100円」なら1万本買うことができます。

しかし、

缶ジュース一本「130円」なら7692本しか買うことしかできません。

しろくま
しろくま

・・・無茶苦茶な例えですみません

 

「100円」→「130円」と物価が30%上昇すると、

「100万円」で買えるものが少なくなっていますね。

つまり「100万円」の価値が下がっていますよね。

マイホームで例えると「3000万円」で買えていたものが「3900万円」になってしまいます。

 

先ほども言いましたがコツコツ貯金をしていても、物価は上昇したり、下落するものです。

そうすると貯金額の価値は変わります。

もちろん物価が下がってくれば、貯金額の価値が上がることも考えられますが、バブルがはじけて以降の日本は物価はどんどん上昇するのに、給料は下がっていくという悲しい状態ですよね。。。

 

以上のことから、貯金だけを続けることはリスクが高いと考えるようになりました。

「貯金だけを続けることはリスクが高い」・・・じゃあどうする?

貯金だけを続けることはリスクという話をしてきましたが、じゃあどうすればいいのかです。

 

なんとなく分かっていらっしゃると思いますが

投資です

先ほど、貯金は物価の上昇が起こった時にリスクだという話をしましたが、

このリスクを軽減させる方法が投資です。

 

ですが、「投資」という言葉を聞いただけで

「怖い・・・」

「リスクが高そう・・・」

 

という言葉が出てきそうな方はたくさんありますが、

はっきり言って「投資はリスク」です

 

これだけ言うと、「この人ついに開き直ったのか?」と思われそうですが、

投資はリスクなんです。

 

当たり前ですよね。

金融商品は元本保証がないものがたくさんありますし、元本保証がないものは投資をしたお金が戻ってくる保証はありません。

それに明日、リーマンショック級の大不況が起こって、投資したお金が大きく減少するかもしれません。

 

それなのに、どうして投資するのかというと、「投資」には必ず波があるからです。

考えてもみてください。

リーマンショックで株価がどん底まで落ちて大損した人は山ほどいるでしょうが、リーマンショック以降の米国株バブル、日本でも日経平均株価はぐんぐん回復しました。

この株価の上昇で大儲けした人も山ほどいるんです。

つまり何が言いたいかというと

長期投資していればリスクを分散できる
ということです。

 

株価が高い時も低い時も一定額を投資していれば、損もしますが得もしますよね。

それなら、「波のない貯金のほうがいいじゃないか」と思われる方もいるかもしれませんが、最初に話したように貯金はインフレの影響をもろに受けます。

つまり、

貯金もリスクなんです

 

それに対して投資は、投資しているお金が常に市場の中で動いているため、インフレやデフレの影響が少なくて済みます。インフレの時にもデフレの時にも投資しているお金の価値は変動しますが、長期的に持っていると結果的にリスクが分散できます。

 

例えば「貯金」と「投資」について、リスクの高い行動をリスクの高い順に並べると下記だと思います。

  1. 資産のすべてを投資する
  2. 資産のすべてを貯金する
  3. 資産を投資と貯金に分散させる

 

そのため、私は3つ目の「資産を投資と貯金に分散させる」という選択肢をとっています。

 

長くなりましたが、貯金をやめた一つ目の理由は以上です。

次に私が貯金をやめた2つ目の理由である、「生活防衛資金以上の貯金が既に貯まっているから」という内容について説明します。

生活防衛資金以上の貯金が既に貯まっているから

ここまでで読んでいただくと、投資についてはプラスのイメージ、貯金についてはマイナスのイメージが強くなった方がいらっしゃるかと思いますが、決してそういうことを言いたいのではありません。

 

そもそも私は

生活防衛資金がないのなら、投資はしないほうがよい

と思っています。

 

ここで私が言っている「生活防衛資金」とは

「収入がなくても一定期間生活ができるお金」です。

 

前述してきましたが、投資もリスクです。

そのため、資産のすべてを投資に使っていると、仮に投資に失敗した場合、資産を大きく失い、日々の生活にも大きなダメージを与えることになります。

分散投資を長期的にやっていれば、なかなかそんなことは起こらないと思いますが、仮になったときに貯金がないというのは致命的ですよね。

 

そもそも投資をしている段階で、貯金がないというのは精神的にあまりよくないですしね。

心に余裕がない状態での投資を判断を誤らせることもあると思いますので、そのために最低限の貯金、「生活防衛資金」が必要だと考えます。

 

ちなみに我が家は夫婦二人で暮らしていて、共働きです。

この家庭環境の場合の生活防衛資金は150万円ぐらいでよいのかなと個人的には思います。

例えば我が家の場合、月に20万円あれば、何不自由ないどころか余裕のある生活が送れます。

※実際にはもっと少なくてもいいのですが。。。

そのため、20万円 × 6カ月 = 120万円

これに少し余裕を持たせて+30万円して、150万円です。

これだけあれば、半年は二人共働かなくても何不自由ない生活が送れます。

 

ただし、我が家とは違い、ご主人だけが働いていて奥さんは働いておらず、お子さんもいらっしゃる家庭などはご主人が働けなくなるリスクを考えて、「収入がなくても1年は生活ができるお金」を貯金しておいたほうがいいかと思います。

 

ここで「貯金(生活防衛資金)」「投資」の資産配分について一つ例を挙げます。

例えば我が家に500万円の資産があったとします。

この場合、私の考える理想の資産配分は下記になります。

 

項目 内容 金額 割合
貯金 生活防衛資金 150万円 30%
その他貯金

(大型出費や旅行用など色々)

50万円 10%
投資 日本株 100万円 20%
米国株

(つみたてNISA、ETF含む)

150万円 30%
※投資用貯金 50万円 10%
合計 500万円 100%

※「投資用貯金」は不景気から好景気に転じる際など、投資の買い時に買うための投資用の貯金です。

 

上記の表だと「貯金」と「投資」の割合は4:6となっていますが、

これ以降はあまり貯金額は増やさず、投資にお金を回していくのが理想かなと考えます。

ただ、一点補足です。

上記の表で米国株の投資に150万円、日本株に100万円と書いていますが、いきなり150万円や100万円を投資することはおすすめしません。
投資するにしても必ず投資する時期と投資する銘柄を分散させるのがよいかと思います。

 

長くなりましたが以上のことから、現時点で我が家では生活防衛資金以上の貯金があるため、これが貯金をやめた理由の1つになりました。

最後に私が貯金をやめた3つ目の理由である「お金のなる木をつくるため」について説明します。

お金のなる木をつくるため

先ほど、500万円の資産があったら60%は投資に回すという話をしてきました。

それでは

そもそもなんのためにそんな大金を投資に回すのか

というと、すべては

「お金のなる木をつくるため」

です。

 

このお金のなる木とは

「高配当株」

のことです。

「高配当株に投資すれば定期的に多額の配当金を得られます」

※「日本株」なら年に2回、「米国株」なら年に4回配当金をもらえるものが多いです。

 

具体的に、お金のなる木を作るサイクルは下記の通りです。

  1. 貯金に回していたお金を投資に回す
  2. 投資したお金から配当金を得る
  3. 配当金を再投資する
  4. お金のなる木を増やす

 

このサイクルを長期的に繰り返せば、

お金のなる木がどんどん増えていくはずです。

もちろん、リーマンショック級の大不況が近い将来起こる可能性もあるので、大不況の際には心理的には投資しずらい状況になると思います。

しかし、不景気の時も好景気の時も一定の金額を投資し続けてリスクを分散することがお金のなる木が増えることにつながります。

 

そのために、私もコツコツとお金のなる木を増やしていきたいと思います。

まとめ

長くなりましたが、ここまで読んでいただいた方で今まで投資をまったくしたことがない、またはほとんどしたことがないという方は、「投資」に対する印象が少しは変わったでしょうか?

 

今後の世の中、日本には今以上に多くの外国人労働者が流れてきています。また人間がしてきた仕事をロボットやAIがすることも多くなっており、今後は私達が今やっている仕事がどうなるのか、また私達が勤務している会社がいつ傾くのかもわかりません。

 

そんな時に、給料(労働収入)以外に、投資から入ってくる収入源があると、少し心に余裕ができて安心できる気がしませんか?

もちろん、貯金も心の余裕につながるのですが、給料とは別にお金のなる木をつくってみることをおすすめします。

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