投資を始めるうえで、必ず通る道が、証券会社に口座を作ることです。
そんな中、「楽天証券」と「SBI証券」でどちらの口座を作ろうかと迷っていらっしゃる方もいらっしゃると思います。
実際に私も初めて証券会社に口座を作る時に悩みました。
そのため、この記事では「楽天証券」と「SBI証券」は結局どっちがいいのか、どちらの口座を作ればいいのかということについて説明します。
「楽天証券」と「SBI証券」はどっちがいいのか
結論から言います。
なぜなら、どっちがいいのかは、人によって異なるから
です。
・・・・・
「どっちかがいいのか」と、問いを投げかけておいて「両方持っておくといい。どっちがいいのかは、人によって異なるから」というなんだか、ふわっとした回答になってしまい、ごめんなさい。
ここでイラっとした方もいらっしゃるとは思いますが、すみません。。。
それではこれから、「どっちがいいいのかは、人に異なる」と言った理由について説明していこうと思います。
この説明が終わった頃にはきっと、「両方持ってたほうがいい」と思っていただけるかと思いますので、是非最後までお読みください。
「楽天証券」の方が向いている人、「SBI証券」の方が向いている人
「どっちがいいいのかは、人に異なる」と言った理由は、「楽天証券の方が向いている人」と「SBI証券の方が向いている人」がいるからです。
と思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、どっちの方が向いてるかを説明する前に、まずは「楽天証券」と「SBI証券」の概要を比較してみたので、この表を見てざっくりとしたイメージをつかんでみてください。
楽天証券 | SBI証券 | |
資本金 | 7,495百万円 | 48,323百万円 |
口座開設数 | 約261万口座 | 約426万口座 |
投資信託取扱本数 | 2,665本 | 2,695本 |
取扱外国株 | 6カ国 | 9カ国 |
連携している銀行 | 楽天銀行 「マネーブリッジ」 |
住信SBIネット銀行 「SBIハイブリッド預金」 |
預金金利 | 0.10% | 0.010% |
ロボアドバイザー | 楽ラップ | ウェルスナビ |
サイトの見栄え、操作性 |
・シンプル見栄えがよい |
・見栄えが若干古い |
その他の特徴 | ・楽天スーパーポイントが貯まる ・楽天スーパーポイントで投資できる |
・ドルへの換金が最安でできる ・キャッシュバックキャンペーンが多い |
上記の表でざっくりとしたイメージはつかめたでしょうか?
それでは、上記の表を踏まえた上で、
- どんな人が「楽天証券」に向いているのか
- どんな人が「SBI証券」に向いているのか
を説明していきます。
- 投資初心者
→画面が見やすく、操作しやすいため - 楽天ポイントをよく使う
→ポイントでの投資もできる上に、投資すればポイントも貯まるため
- 楽天銀行をメインバンクにしている
→楽天証券と連携するば預金金利が0.1%とかなり高いため
- 円→ドルへの換金をよくする
→米国株、米国ETFを買う人は、円→ドルの換金が最安でお得なため
- 米国株・ETFを定期的に買い付けしたい
→米国株式・ETF定期買付サービスがあるので、一度設定すれば投資の手間がなくなるため
- 様々な銘柄や国に投資したい
→扱える銘柄が多いため
概要だけ説明したところで、一つずつ深堀していきたいと思います。
それでは、まずは「楽天証券に向いている人」の深堀りからです。
楽天証券の方が向いている人
「楽天証券の方が向いている人」の特徴は大きく3つだと思いますので、1つずつ深堀していきます。
投資初心者
まず、
- 画面の見栄え
- 画面の操作性
だからです。
いわゆる、UI(ユーザーインターフェース)といわれるやつです。
これが、SBI証券に比べて楽天証券の方が明らかに優れています。

二つのサイトを実際に開いてみて、操作してみればすぐに分かります。
ただしですよ。
これは、私的には
SBI証券のUIがイマイチという感じです・・・
SBI証券の方が歴史が長いせいか良くも悪くも、ちょっと古臭いんですよね。。。
長く使ってらっしゃる方は慣れているSBI証券の方が使いやすいのかもしれませんが、初めて使う人にとってどちらが使いやすく、分かりやすいといえば、楽天証券だと思います。
いずれSBI証券のUIが変更されるのかはわかりませんが、投資初心者にとってこの差は大きいと思います。
楽天ポイントをよく使う
楽天ポイントは、たぶんポイントとしては日本でもトップレベルに使われているポイントだと思いますが、楽天ポイントを日常でよく使われる方は、楽天証券の方が向いています。
なぜなら、
- 楽天ポイントだけで投資ができる
- 投資すれば楽天ポイントをもらえる
からです。
これだけのために、楽天証券を使って投資している方もいらっしゃるかもしれませんね。
楽天銀行をメインバンクにしている
今の時代、メガバンクの金利がいくらかご存知でしょうか?
- 普通預金金利・・・0.001%
- 定期預金金利・・・0.01%

悲惨ですよね。。。
メガバンクだけでなく、地方の銀行も同じような感じですね。。。
100万円を1年間預けても
- 普通預金の場合・・10円
- 定期預金場合・・・100円
一年間預けて、買えるものは駄菓子ぐらいって笑えませんよねw
もはや、銀行はタンス預金が危険だから預けているだけの場所で、ほとんどの人が金利での利益など期待していなちと思います。
そんな中、楽天証券と楽天銀行を簡単な設定で連携させる(マネーブリッジをする)だけで、楽天銀行の普通預金の金利が0.1%になります。
100万円を1年間預ければ、1000円もらえる・・・これならまだ、少しは銀行に預けてもいいかなと思えるようになります。
このように楽天をメインバンク、または貯蓄用の口座にされる方は、この高金利を生かしたいですね。
SBI証券の方が向いている人
次に、「SBI証券の方が向いている人」の特徴も大きく3つだと思いますので、1つずつ深堀していきます。
円→ドルへの換金をよくする
これは、私が毎月やっていることです。
これですが、SBI証券に口座を作り、さらに住信SBIネット銀行にも口座を開設して、この二つを連携させると換金の手数料が最安にできるんです。
ちなみに
例えば1000ドル(今だと約11万円分)を換金すると、手数料は40円です。
これを例えば、楽天銀行で円→ドルに換金すると、
例えば1000ドル(今だと約11万円分)を換金すると、手数料は250円です。
正直、「これぐらいの差なら、別に楽天銀行でもよくない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ただし、私みたいに毎月これをやっていると、「なんか、毎月もったいないことしてるなー」と思ってしまう方もいらっしゃるかと思いますので、少しでも節約したい方は、SBI証券と住信SBIネット銀行を使って、円→ドルに換金してみてください。
これについての詳しい画像付きの操作方法は過去に別記事にしていますので是非ご覧ください。

また、住信SBIネット銀行で円→ドルに入金した後に、換金したドルをSBI証券の口座に入金する方法も過去に別記事を書いていますので、こちらもよろしければご覧ください。

米国株・ETFを定期的に買い付けしたい人
私は毎月やっているルーティン作業があります。
それが、
です。
しかし、なんとSBI証券ではそれを自動でやってくれる機能があります。
これがあれば面倒な手間や時間を使う必要がなります。
私は自分で円→ドルに換金後に、自分で米国ETFを購入していますが、これを利用しようかなと以前からずっと迷いつつ今に至ります。
ドルコスト平均法で定期買い付けできるので、この機能を利用するほうが最適解のような気がするのですが、なかなかできないんですよね。。。
様々な銘柄に投資したい人
また、私はライザップに多額の投資をしているのですが、実はライザップ株は楽天証券では購入できないんです。
私はSBI証券の口座を持っていたため、買いたいときにすぐに購入することができましたが、この時にもSBI証券に口座を持っていてよかったなと思いました。
https://shirokuma469.com/sbi-regist-method/
まとめ
まずは、ここまで読んでいただいてありがとうございます。
ここまで「楽天証券の方が向いている人」、「SBI証券の方が向いている人」について説明しました。
ここまで読んでいただいて、最初に私がお話ししたように「両方持っていたほうがいい」と思っていただけたでしょうか?
両方持っていたほうがいいとは言っていますが、
投資を試しにやってみたいと考えている方でしたら、まずは楽天証券の口座を作ってみる方がとっつきやすいかな
と思います。

なんだか最後に元も子もないような発言をしてしまってすみません。。。
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