ETFのメリットとデメリット

ETFのメリットとデメリット 不労所得

コロナショックを機会に投資を始められた方もたくさんいらっしゃると思います。

そんな中、個別株ではなく、ETFに投資されている方もいらっしゃると思いますので

一度、ETFのメリット、デメリットをまとめておきたいと思います。

また、ETFの最大の注意点についても最後に記載します。

ETFとは

まず言葉の意味から説明すると「ETF」とは、日本語だと

「上場投資信託」

です。

 

つまり、その言葉の通り、

証券取引所に上場している「投資信託」

のことです。

 

そもそも「投資信託」とは、ですが

ネットで調べると

「投資信託(ファンド)」とは、一言でいえば投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品です。「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行います。

 

と、この説明だけだとなんだか分かりにくい方もいらっしゃると思うので、

「投資信託」という言葉のイメージを説明すると・・・

 

ここからは例え話です。

例えば

「お味噌汁」が個別株の「ソニー」

「白米」が個別株の「ソフトバンク」

「生姜焼き」が個別株の「トヨタ」

だと思ってください。

 

すると、それらがすべてセットになっている

「生姜焼き定食」「投資信託」

に当たります。

これで分かりますかね・・・

 

ひどい例えですみません・・・

つまり、言いたかったことは「投資信託」とは詰め合わせセットのようなものです。

(今回は株を例に挙げましたたが、債券の場合も同様です)

その詰め合わせセットをプロの人が運用してくれています

 

そして、「ETF」とはその詰め合わせセットが上場しているということです。

定食にも「生姜焼き定食」「野菜炒め定食」と種類がたくさんありますが

ETFにも種類はたくさんあります。

 

ちなみに、「投資信託」と「ETF」の違いは大まかに言えば「上場しているかどうか」です。

「上場していない」 ⇒ 「投資信託」
「上場している」  ⇒ 「ETF」

前置きが長くなってしまいましたが、それではまずはETFのメリットからです。

ETFのメリット

私の考えるETFのメリットは下記の3点です。

ETFのメリット
  1. 簡単に分散投資ができる
  2. 少額からでも投資できて、ランニングコストも安い
  3. 自動的な銘柄入れ替え

簡単に分散投資ができる

投資の基本でもある分散投資が簡単にでき、投資にはつきものであるリスクを下げることができます。

個別株で分散投資をするとお金も時間もかかりますが、ETFの場合、購入すると数十、数百の銘柄を購入したことになるので、手軽に分散投資できます。

 

また、個別銘柄の場合は、もちろん自分で銘柄を選ばなければならないので、ある程度の投資知識を必要とします。

その点、ETFであれば、プロが指標に連動して銘柄を組み合わせたものを、私達が購入することになるので、個別銘柄で投資をするよりは安全に投資をすることができます。

少額からでも投資できて、ランニングコストが安い

日本の個別株の場合は特に、最低単元株が100株の場合が多く、投資資金として、数万円~数十万円を必要とすることが多いですが、ETFの場合、1株から購入できるので1万円前後から購入することができます。

少額からでも投資できるというのはメリットですよね。

また、ETFはプロの方に運用していただくので、信託報酬手数料という運用コストがかかるのですが、基本的には0.1%~0.5%程度であり、投資信託と比べても低い水準にあることもメリットといえます。

私が投資している米国ETFなどは0.1%や0.2%なので、これだけで有名企業の株をたくさん買ったことと同じ意味を持つことになるので、本当にお得です。

自動的な銘柄入れ替え

ETFの中には増配企業を集めたETFや高配当企業を集めたETFなど様々な種類があります。

それらのETF場合、保有銘柄の中で増配が止まったり、

配当が下がったりしたら、自動的に銘柄を入れ替えてくれます。

これを個人で個別株を使ってやろうとした場合は、大変な労力になると思うので、これを安いランニングコストで実施してくれることを考えるとお得ですね。

次に、ETFのデメリットについてです。

ETFのデメリット

私の考えるETFのデメリットは下記の4点です。

ETFのデメリット
  1. 上場廃止のおそれがある
  2. ローリスクローリターン
  3. コントロール不可
  4. その他

上場廃止のおそれがある

ETFは取引量や注文量が少なくなると上場廃止になる恐れがあります。

ただし、個別株の上場廃止とは異なり、「上場廃止 = 株の価値がなくなる」というわけではありません。

上場廃止が決定すると、上場廃止日までは「整理銘柄」に指定されて売却することができます。

まあ、早く売るに越したことはないですが。。。

ローリスクローリターン

例えば、1つの指数、1つの業界の値動き(ETF)と1企業の値動き(個別株)を比べた場合、1企業の方が株価の波は大きくなります。

そのため、個別株に比べてETFはリスクが低いため、メリットともいえるのですが、その分個別株に比べて、リターンも大きいとは言えないため、ETFに投資するのなら、長期的な投資をすることをおすすめします。

コントロール不可

ETFは、自分でETF内の個別銘柄を選ぶことができません。

ETFは指数や業種に応じて銘柄が選定されることがほとんどなので、自分では投資したくない銘柄にも投資する可能性があります。

そのため、株を自分の思い通りのものだけ買いたい人には向いていません。逆に、株の選定はプロに任せたいという方には向いてはいます。

その他

その他ですが、日本だと人気の株主優待もETFにはありません。

また、ETFはプロが選んだ個別株の詰め合わせのようなもので、私達はそれを買うだけなので銘柄の選定や株の売買の時に感じる投資の楽しさのようなものが個別株より感じにくいかもしれませんね。

ETF最大の注意点

最後に一つだけお伝えしておきたいことが。。。

これは、当たり前と言えば当たり前なのですが、

ETF購入時の最大の注意点は、

ぼったくりETFを買わないようにする

正直、これがすべてだと思います。

ETF自体は素晴らしい仕組みなのですが、ぼったくりのETFに投資してしまうと全てが台無しです。

 

このぼったくりETFというのは

信託報酬手数料が高い銘柄
のことです。

どれぐらいの信託報酬手数料が高いと言えるかの目安ですが、私の感覚だと

0.1~0.3%未満 ⇒ お買い得
0.3%~0.5%未満 ⇒ うーん。。。悩むけどまだ許せる
0.5%~1%未満 ⇒ 高い。。。ほぼ買わない
1%以上 ⇒ ぼったくりかな・・・
という感じです。

みなさんもぼったくりETFには気を付けましょう。。。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

なんとなくETFのメリット、デメリットをご存知の方も多かったと思いますが、再認識していただけたのなら幸いです。

また、私は米国ETFを定期的に購入しているのですが、米国ETFの場合、円⇒ドルに両替する必要があるのですが、SBI証券と住信SBI銀行を利用すれば、他の証券会社と比較しても最安で米国ETFを購入できるのでおすすめです。

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