この記事では、以前保有していたキヤノン株を売却した理由について説明します。
キヤノン株を売却した理由
結論から言います。
・長期的な業績の向上が難しい
・配当性向が100%近く、今後の増配が期待できない
・カメラの売り上げ不調
・カメラ事業自体の衰退(大多数の人がスマホで事足りる)
・売り上げの柱の一つである法人向けプリンタの需要低下
と、上記で挙げた理由により、売却しました。
理由は上記の通りですが、自分の保有している株を見直した時に、
投資の神様のウォーレン・バフェットの名言である
「たとえ証券取引所が10年間閉鎖されることがあっても喜んで持ち続けたい銘柄だけを買いなさい。」
に、キヤノン株が全く当てはまらないなと思ったので売却しました。
売却はしましたが、購入時より株価は上がっていたので売却益を得ることができたのはラッキーでした。
キヤノン株を売却した理由をもう少し深堀
まず、下記の図をご覧ください。
上記の図を見てわかるように、
・複合機やLPのオフィス事業で売り上げの全体の46%
・デジタルカメラやインクジェットプリンターのイメージングシステムで売り上げ全体の26%
を占めています。
つまり、この二つで売り上げの7割を占めています。
これからの時代、ペーパーレス化がさらに進んでいき、デジタルカメラはさらにスマホで事足りる時代になるはずです。そうなった時に上記の二つ以外に売り上げに貢献する大きな柱が必要なはずですが、現在のキヤノンにはそれがありません。
バフェットの言葉ではないですが、キヤノンは今のままでは10年後に今ほどの売り上げ、高配当を維持することはできないだろうと思います。
つまり、キヤノンの良い未来が見えないため株を売却しました。
そもそもキヤノン株を購入した理由
一点のみです。
・高配当で1988年ン以降減配なし
これは、購入時の検討が浅はかでしたね。。。
ただ、高配当なことには変わりなく、人気銘柄であることには間違いありません。
まとめ
高配当株投資をすると、やはり人気銘柄だからという理由で買ってしまうこともあるとは思いますが、今回のキヤノン株を教訓に今後は、株を購入する際はバフェットの名言である下記の言葉を念頭に置いて購入したいと思います。
「たとえ証券取引所が10年間閉鎖されることがあっても喜んで持ち続けたい銘柄だけを買いなさい。」
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